ツイートで振り返る自転車で琵琶湖一周
この記事は KMC Advent Calendar 2017 - Adventar の1日目の記事です。このカレンダーの内容はkyp(id:kypa)さんの尽力によって下の記事に逐一まとめられるので、良ければ参照してください。kyp(id:kypa)さん、がんばってくださいね。
昨日の記事はkyp(id:kypa)さんの国際音声記号を爆速で打ち込むウェブアプリ(もどき) - 蛍光色に浮かばない寿司です。
ソースコードを見てみると、
/ どうにかしたい /
/ コピペ あとでどうにかする /
といった心温まるコメントが点在しており、Webアプリ開発者としての苦悩が感じられます。
ごあいさつ
みなさんこんにちは。KMC4回生のkataと申します。
今年もアドベントカレンダーの季節がやってきましたね。
12月、年末ともなると身の周りから忙しい忙しいという声がよく聞こえるようになりますが、自分も例に漏れず、 卒論やその他の原稿でてんやわんやとなっています。
とはいえ大学生というものは不思議なもので、こういった様々な締切が差し迫っている時にこそ、息抜きを求めてしまいます。
そんな訳ではりきって書いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
さて、私事ではございますが、自分は今年、古くなった自転車を処分し、自転車を買い替えました。
普段だったら安めのママチャリをまた購入する所ですが、 大学に入ってから様々な都合で自転車に乗る機会が多くなったので、これを機にクロスバイクにしました。 購入した時には何よりもその軽さに感動したものです。
こうなると、自分は新しい物を買うとすぐに使いたくなってしまう人なので、このクロスバイクで何かしたいなーと考えます。
当時は10月。夏が終わり、風が心地良い涼しさを運んでくるようになってきた季節。 研究にも行き詰まり、どこか自分探しの旅にでも出てしまいたい気分。しかし遠くに行ける程のお金も無く、あるのは新品のクロスバイクのみです。
自分には、琵琶湖一周、通称ビワイチしか思い浮かびませんでした。
そんなワケで、ビワイチを2度完走した経験のあるmurataくん(id:chy72)を誘い、ビワイチへと出発したのでした。
一日目
10月8日の午後1時。 僕らはスタート地点である大津港を出発し、ビワイチへの挑戦をスタートしました。
当日二人とも寝坊をしたり、琵琶湖へと向かう道を間違えたりとトラブルが多発した結果、予定の午前7時スタートからおよそ6時間遅れてのスタートです。 先行き不安ではありましたが、まあ二日あればゴールはできるだろうという甘い考えの元に強行を選択しました。
スタート直後のツイートです。軽い冗談も飛ばし、非常に元気そうですね。
途中ピエリ守山でたまたま近くに来ていたななさん(id:nna774)や動物に癒されながら、8時間後の午後9時、初日の宿に到着します。
出発当初の元気はどこへやら、愚痴ツイートの連発です。 想像以上の過酷さに、完全に身も心もノックアウトされてしまったようです。
というのも、完全に日が沈んだあとのビワイチのコースというのは、街灯がほとんどなく、頼れるのは自転車に搭載した頼りないフロントライトと、時折車道を通る車のライトだけ。 さらに、対向車線から自動車が来た場合は、その迫ってくる光のお陰でほとんど何も見えません。 走った事の無い道で、どこに危険があるかも分からないので、日没後の走行は常に精神を摩耗しながら行っていました。
ビワイチの走り方指南サイトでは必ず、日没後の走行は危険なので止めましょう!と書いてあった理由を、ここにきて初めて文字通り痛感したのです。 皆さんもビワイチに挑戦する際、日没後の走行は避けるようにしましょう。
ところで、この一連のツイートで触れられている道端コーディングというワードについてですが、これは相方のmurataくんが行なったものです。
彼はビワイチと同じぐらい競技プログラミングも嗜む多才な人なのですが、なんと、不運な事に、今回のビワイチととある競技プログラミングの大会のオンライン予選が被ってしまったのです。
しかし、我々には、スターバックスなどに代表されるコーディングに最適な場所を探すような時間はありません。 そこで、彼はビワイチの途中、予選が始まったタイミングで一度自転車を降り、どのような場所であってもその場で参加を行うという決断を致しました。
結果、運悪く山中の道端でコーディングを行うという事になってしまったのです。
とはいえなんとか無事にホテルに辿り着いた我々は、部屋に備えつきのバスタブでお風呂に入り、ホテルの自販機で購入した氷結で明日に向け乾杯を交わし、就寝しました。 疲れ果てて動く気力もない僕の代わりにmurataくんの入れてくれたお風呂は、燃えるように熱かったです。
二日目
二日目はとにかく無言で必死に自転車を漕ぎ続けました。 というのも、予算の問題でこれ以上の泊まりは厳しいという事、また一泊二日で一周するにしては彦根は中継地点として早すぎたからです。
結局の所、全行程の三分の二程度はこの二日目で走り切る事となりました。
滋賀県には琵琶湖以外にも様々な観光スポットがありますが、スケジュールの都合上、我々はそれらを堪能する余裕はありませんでした。
手首は度重なる振動でボロボロ、脚部はペダルを一踏みする毎に痛みを訴え、口からでるのはこのような愚痴ばかり。murataくんは、そんな僕の横で笑いながら自転車を漕いでいました。
そして10月9日午後3時45分、ついに琵琶湖大橋の両端を制覇しました。
昨日のピエリ守山から見ていた琵琶湖大橋の反対側に辿り着いた、という事実は、我々が琵琶湖大橋で区切られた琵琶湖の北側部分を完全に周り切った事を意味します。
後は大津港まで一直線に走り切るのみ。
終わりが見えてきた嬉しさに、上がらない肩を無理して上げ、凄く嬉しそうなツイートをしています。murataくんは、そんな僕を笑いながら祝福していました。
そしてビワイチ挑戦開始から約28時間後の10月9日午後4時39分、我々はスタート地点であり、そしてゴール地点でもある大津港へ到着しました。
道中、あまりにも疲れというものを見せないmurataくんに時折恐怖を感じる事もありましたが、 一緒に走ってくれる人がいたからこそ走り切る事ができた、という事実には間違いはありません。 恐らく、一人であれば、ピエリ守山に到着した時点でやっぱり北はいいかな……と琵琶湖大橋を渡っていた事でしょう。
ありがとう、murataくん。次はちゃんと二泊三日で計画を立ててビワイチに行きましょう。
それでは、最後に二人のビワイチ完走後の感想ツイートを並べて今回の記事を締めようと思います。
長文をお読みくださり、ありがとうございました。
次回予告
KMCアドベントカレンダーの2日目は、utgw(id:utgwkk)さんで内容は「はい」です。 平仮名ではい、と言えば皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。
私は、やはりFC版wizardryです。
自分はそもそも全くもって世代では無いのですが、かつてレトロゲームにハマっていた頃に触っていた記憶があります。手塩にかけて育てたキャラたちが、些細なミスで灰になり、そして運次第でロストする。インパクト溢れるそのシステムに、当時のゲーマーはこんなものをやっていたのか……と衝撃を受けたものです。
しかしきっと、それだけ印象に残るようなシステムだったからこそ、現代でもフォロワーが登場するほど愛されるゲームになったのだと思われます。
そんなワケで、明日の記事にはutgwくんのwizardryプレイ日記あたりを予想しておきます。よろしくお願いします。
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KMCでは、もう一つグラフィック班を中心にアドベントカレンダーを行っております。2日目の担当はrmasakiさんで、なんと5日目まで5日連続で担当が入っているようです!とても楽しみですね。
ちなみに僕も12月23日に参加しています。
また、KMCではあらゆる部員をいつでもどこでも募集しています。屋外でコーディングをしたことがないあなたも大歓迎!年齢も所属も性別も人種も何一つ問われない素敵な団体ですので、少しでも興味を持ったあなたは今すぐ下のリンクから入部案内をご覧ください!